私が還暦を迎えたときに、人生の大きな転機に見舞われた。これからの生き方について模索していたとき、アメリカにプチ語学留学をした。
そして、本格的に語学留学をしようと計画を立てていたとき、高校の先輩が属する一世を風靡したバンドが我が街のライブハウスに来た。もちろん応援に行った。そこで目にしたのが、私があこがれていたギターが壁いっぱいに展示されていた。応援に行ったバンドの演奏より、展示されていたギターの方が気になった。数日後、店長に展示されているギターのことについて聞いた。
そのギターをこよなく愛し、演奏されいる方がいることがわかった。そのライブハウスで、その方のライブコンサートに行った。演奏が終わり、バンドリーダーが「あなたもギター演奏しますか。一緒に遊ぼうよ」。私は「少しだけ演奏します」と返事した。でも心の中で「還暦を過ぎた人間に『一緒にあそぼうよ』と声を掛けるとは、面白い方だ。ちょっとついて行ってみるか」と思い、その方ライブに大阪、神戸、小野へと行って5年が経った。
少し演奏ができるのではなく、全くできなかった私だったが、優しく温かく迎えてくれた。今ではなんとかにステージに立ち演奏できるようになった(写真のセンターです)。その方と出会えたことに感謝し幸せを感じています。