暴力的な家庭(P.18)

私はすごく反省する。自分の息子を育てるのに、容赦なく暴力を使った。

我が息子の嫁は暴力とは縁のない育て方をされていたようだ。息子の嫁は子を育てるのに、この気持ちを最優先にしている。言うことを聞かなければ子が聞くまで待っている。その様子を見る私はどちらかというと苛立つ方だ。でも、ここでじぃじが口出しをするところではない。黙って見るだけである。

ある時、私の息子は言うことを聞かない子に対して、しつこく言うことを聞かないときは、ゴツンと暴力を使う。息子の嫁はけげんな顔をする。おばあちゃん(亡き妻の母)も「子を叩きなさんな!」と注意するが私はできない。心の中で『おばあちゃん。もっと言って!』といつも思っている。

暴力からは何も解決しない。

キャーの遺伝(P.23)

「キャーの遺伝」か、面白い言葉だ。

私は結婚して10年ほどは家庭を顧みない旦那であるにもかかわらず、外面が良いのかご近所の人たちは、よい旦那として見てくれていた。それも、亡き妻が否定することなく相づちを打ち、その評価を支えていた。その気持ちに応えることなくマイペースで過ごした。

亡くなってから分かる妻へ感謝。

子供は親の真似をしてるだけ(P.25)

子は親をしっかり見て、その真似をする。
私の母が、父が帰ってきたらズボンのポケットに入ってる物を整理する。それを見ていた私は、同じ様に父のポケットを物色し、お金だけを母に渡した。母は慌ててお金を父のズボンに戻した。意味が分からなかった私は、余ったお金はお小遣いと思っていた。

子供の生きがい(P.30)

「子供は、ほめられたくて生きている」(P.30 L.6)
子供だけでなく、大人でもほめられると気をよくする。ただ、大人の世界ではほめることが優先され、本質的なことが忘れられている事が多々ある。他人からほめられても鵜呑みすることはできない。やはり自分で客観的に、その、ほめられてることがどういう事なのか、判断できる力は必要である。その結果、ほめた相手が「よくやるね。適当にほめたら、彼は本当に良いものを創ったね。脱帽するよ!」と言ってもらえるように成りたいものである。

 

 

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3月下旬から投稿を疎かにしていた。海外旅行で投稿する時間がないといい投稿しなかった。昔(現職時代)を思い出した。通常の仕事にプラスして、大きな仕事を任され、通常の仕事を後伸ばしにしていた時期があった。その時は『仕方ないでしょう』と思っていたが、その仕事をやり遂げた後に振り返ってみると『ただ、自分に処理能力が無かっただけと気が付いた』。ネット環境が整ってる現在、よほどへんぴなとこにいかない限り投稿はできる。結果、4月一日と言って4月1日に投稿したが、継続投稿ができず、今日に成ってしまった。自分が決めた『継続投稿』これが大切だ!

ほめる技術(P.33)

【他人と比べられないようなもの、あたたかさとか、優しさとか、思いやりとか、やわらかさとか、他人との協調性とか、そういうものを評価してほめてあげる、それが本当の「ほめる」ということの意味です。くらべて、競って、その結果としていい成績だったから、いい順位だったからほめてあげる、というのは、条件つきのほめ方にほかなりません】(P.34 L14~P.35 L5)

孫をほめるときにやはり条件つきにのほめ方になってしまう。

あなたはあなたのままでいい(P.36)

子供に対して、ついつい、
「あれをしなさい」
「これはしちゃだめ」
「どうしてできないの」
「もっとがんばりなさい」
「あんたなんか大嫌い」
など言ってませんか。(P.38 L8~L.14)
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これはキツい!「あんあた・・・」以外、すべて自分の子に言ってた。


先日、孫と遊んでるときに、孫が私のタブレットに唾を引っかけた。私は初めて孫に対して血相を変え叱った。孫は驚いたのか、半べそをかき私から少しだけ距離をおいた。これでよかったのだろうと思うが、半べそをかいた孫を見たときに『ちょっときつく叱りすぎたかな?』と思った。

孫のすべてを受け入れられるように、大きく見守っていこうと思う。

不登校は問題か(P.48)

不登校はダメなことだと思ってた。
どうしても自分の仕事で、不登校を肯定することはできなかった。そういう生徒宅へ家庭訪問をして、学校に来るように一生懸命説得した。その結果、誰一人学校に来る生徒はいなかった。

中学生で家庭内暴力で学校に来なくなった生徒がいた。親に暴力を振るうわけでは無が「台所で水浴び、外から自分の家の窓ガラスを割る」等などである。原因は父親と息子の確執である。ところが親が折れ『自分がいなくなったら、うまくゆくだろうと思い、家出ることに決めたのですが・・・』と父親から相談があった。

暫くして、子供の方が自分から施設に入った。驚いた。思わぬ展開になってきた。すぐにその施設に生徒の様子を見入った。とにかく生徒の話をしっかり聞いた。が、生徒が「他の学校の生徒の担任は漫画本とか持ってきてくれて・・・。先生は何も差し入れが無い。何か持ってきくれてもええん違うん」。私は「家庭では暴力を振るうは、勝手に家を出て行って好きなようにやってるでしょう。それで担任に何か差し入れしてとは!もう勝手にしなさい。先生は帰ります!」と突き放した。

一週間ほど経って登校してきた。それから落ち着いたのか続けて学校に来るようになり、家庭内暴力も無くなった。親身になって生徒のことを考え、少しでも学校に来るように一生懸命説得したが、うまく解決したことが無かった。それどころか突き放した生徒の方が、自分から道を見つけたのか、登校するようになった。

不登校は問題では無い。その子に合う好きな道を選んであげるべきだ。

肯定的反応が大事(P.54)

親の、否定的な反応、肯定的な反応によって、子供はその反応を身につけていく(P.56 L14~P.56 L.1)

親はあらゆる反応を、子供の前で否定的なものにしないこと、すべてのものを喜びにとらえ、幸せのとらえるような考え方、感じ方を子供の示していくと良い(P.57 L5~L.7)

親は言葉によって説教はできませんが、生きてる手本、見本になる(P57 L.10)

子供に発してはいけない言葉(P.57)

「あなたなんて生まれなければよかった」(P.56 L3)

「あなたなんて偉そうに言ってるけど、生む予定じゃなかったのよ」(P.56 L4)

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この言葉を我が子に投げつけてしまうのは、その親もその被害者なのか。信じがたいが、世の中には自分の子を殺めてしまう親がいることは事実だ。

好かれる母親になるには(P.78)

子供は、自分では制御できない感情を、母親なり父親が制御できるのを見ると、ものすごく尊敬します。その状態を「大人」と言います。逆に、感情が制御できていない状態を、「子供」と言うのです。(P.79 L.2~L.5)
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自分でも制御してるつもりだが、その感情を何かの形で消化しないと問題が残る。