スクラップ・ブック <あなたの安心>第1部 出産・子育て(1)

家内が出産するとき、出産費用などは何も考えていなかった。唯々、お金が掛かるので電車賃などを始末したことを覚えていえる(1区間70円なら歩けるので歩く)。働くことに必死で何も考えなかった。
出産したので職場に届けたら出産費が給付された(2011年で42万円)。その当時は20万円台だったような気がする。給与が13万円ぐらいだったので凄く助かった。妊婦検診のことも覚えていない。

神戸市では、市内にお住まいの妊婦の方に対し、妊婦健診の公費助成を14回実施しています。
<妊婦健康診査の公費助成の内容>
補助券の種類(助成額)
基本的な検査の補助券(5,000円) 14枚 各回の健診につき1枚、使用してください。
その他の検査の補助券(1,000円) 18枚 1回の健診で複数枚の使用が可能です。
(HP神戸市妊婦健康診査より抜粋)

 

第1部 出産・子育て(1)

妊婦健診 14回分は税金で費用補助

妊娠したかな?  そう思ったら、最近は薬局で検査薬を買う人が多いでしょうか。プラスの反応があって、産婦人科に行き、妊娠と分かると「役所で母子手帳をもらってきてください」と言われます。市町村の窓口に行き、妊娠の届けを出しましょう。

母子手帳と一緒に渡されるのが、妊婦健康診査の受診券(または補助券)です。仕組みは市町村によって若干違いますが、必ずしも病院に行っていなくても届けは出せますので、まず受診券をもらうことが大事です。 そうすれば妊娠中14回、自分自身の健康状態や赤ちゃんの育ち具合を、無料または一部負担で調べてもらえます。妊娠は健康保険がきかないので自分で払うと高額です。

妊娠初期から23週までは4週間に1回(計4回)、24~35週は2週間に1回(計6回)、36週から出産までは毎週(計4回)というのが標準的な健診スケジュールです。 医師の診察や腹囲などの計測、保健指導に加え、赤ちゃんの様子を見る超音波検査が4回。お母さんの子宮頸(けい)がんの検査なども含まれています。

以前は補助の出る回数が少なかったのですが、「お金がないから」と健診を受けないで出産する人が多く、問題になりました。健康状態や妊娠の経過が分からないままでは、医師や助産師もお母さんや赤ちゃんの命を守りきれません。

20130523妊婦検診国は2009年から14回分の費用助成をすべきだとし、妊婦1人当たり約12万円を地方自治体に渡しています。ただ補助の詳細は自治体が決めるので、財政難の自治体では全額を充てているとは限りません。 補助額の全国平均は9万6699円(図参照)。

13市町村では4万円台にとどまっており、それ以外は自己負担になります。自分の自治体のホームページや窓口で制度を調べて健診を受け、安心してお産の日を迎えてください。
(2013/05/23 神戸新聞 木曜日 朝刊)