今度と化けものには会ったことがない。(P.175)

ここはアメリカのデスバレー国立公園のオアシスです。夏はあまりにも暑いので、シーズンオフとのこと。写真は4月下旬で約摂氏30度ありました。
なんのはや、世の中というものは、人の思うほどよくもなし、悪くもなしですわ。-モーパッサン『女の一生』
昨日、高校同窓会実行委員会の会合に出席した。昨年は私の学年が実行委員の年だった。委員長は校長職を経験してとりまとめがすごくうまかった。実行委員の一人である私の仕事は、その委員長がてきぱきと指示をしてくれるので、特に問題もなくこなせた。
今年の委員長は時計屋の店主で普通の方。大きな行事のとりまとめは初めてなのだろう。周りの様子を見ながらまとめて行くのは良いが、何となく終わってしまう。今年の私の係はアトラクションで、プロの歌い手に出演を頼んでいるのでとても気を遣う。今年の委員長とはアトラクションのことで、初めからうまく話が通じず気を遣ってばかりだった。でも、とてもまじめな方で一生懸命やっているのが伝わってくる。私は『何となく話が終わったところを、きちんと最後に確認をしない私がダメだ』と思い反省した。
私は気が長くなったと思う。『短気は損気だ!』
テレビをかけるとちょうどWOWOWの邦画で『銀の匙』が始まった。主人公の八軒君は都会の中高一貫の進学校だった。家での自分の居場所を見つけられず、家から離れたいために寮のある農業高校に進学した。そこでは自分が生活してきた環境とは異なる価値観を持った人たちと出会いがあり、物の見方が変わっていくのである。
そこでの動物は経済動物であり、その関わりを持つ中で、自分の生きるということを悟らせられるのである。主人公を後押しする素敵な大人や仲間が、優しく、心豊かで人間の本筋を描いたものだと思った。夢がなくても、今目の前にあることに一生懸命に取り組んでみる。一生懸命に悩み苦しんでみる。そうすると、そこから自分のゆく道が見えてくることを教えてくれる邦画だった。漫画が先のようである。