触れ合いのチカラ(2012/09/20神戸新聞くらし)

◆優位な感覚を把握して
人は誰でもほかより優位な感覚があり、大きく触覚(体感覚)型人間、視覚型人間、聴覚型人間の三つに分類できます。

触覚型の人は、皮膚感覚や身体の筋や組織の感覚に敏感です。ですからたとえば語学の学習をするときは、つづりを何度も書くと覚えやすいでしょう。また身体の快感や不快感に敏感で、それをもとにいろいろなことを感覚的に判断する傾向があります。

それに対して視覚型人間は、物事を視覚的に理解、把握するのが得意なので、ビデオをみたりカードをみたりして覚えるとよいのです。そして聴覚型の人は、CDなどで音声から覚えると効率よく学習できます。同じことはコミュニケーションにも当てはまります。

相手がどの感覚が優位かを見極めて、それに合った方法でコミュニケーーションするのです。

たとえば触覚(体感覚)型の人は、体の感覚を確かめながらゆっくり話をする傾向があります。そのようなタイプの人は身体の感覚を大切にするため、贈り物には着心地の良い洋服、手触りがよいもの、適度な重さがあって持ったときに身体で感じられるものなどを贈ると喜ぱれるでしょう。またスキンシップも好きですから、手をつないだりして触れ合うと効果があるでしょう。

それに対して相手が視覚型の人ならば、部屋を飾る花やセンスの良い洋服などを贈ると喜ぱれるでしょう。

聴覚型の人なら、言葉でじっくりと気持ちを表すとか、好きな音楽のCDなどを贈ると、喜ぱれるでしょう。視覚型や聴覚型の人は、相手と距離をとろうとするので、いきなり触れないことが大切です。

このように相手の優位な感覚を把握すると、コミュニケーションを円滑にすることができます。(山口創・桜美林大准教授)2012/09/20神戸新聞くらし


何となく分かるが、コミュニケーションを円滑にとるのに、こんなにも複雑とは思わなかった。ぼちぼち考えます。先ずは自分が思う接し方が一番と考え行動します。

体温め免疫カアップ(2012/09/14神戸新聞くらし)

沖縄の健康長寿法を応用
長寿で知られる沖縄の健康法と健康機器を取り入れたデイサーービス施設「なごみ倶楽部365」が那覇市にオープンした。軽度の介護保険適用者だけでなく50歳以上の健康な人も対象だ。運営会社「琉球福寿」の中村維孝社長は「多くのデイサービスは家族が通わせたいケースが多いが、自分で散歩がてらに行きたいと思えるフィットネスのような施設を目指したい」と話す。

沖縄の中でも特に長寿で知られる、本島北部の研究を長年続ける琉球大名誉教授(長寿科学)、平良一彦さんの助言を得たという。

平良さんによると、沖縄の長寿高齢者は、気温が高くても冷たいものを飲まず、エアコンを使わない生活を送っている人が多い。さらに食事、睡眠、運動を規則正しくしているので、体温が下がりにくくなるという。「沖縄の高齢者は、体をいつも温めているから長寿とも言えます」

このため健康医療機器の開発も手掛けてきた中村社長は、全身の血液循環や代謝を良くし、自律神経を整える機能がある半身半俗型の温熱機器をメーカーと共同開発。

長寿の人は散歩をしたり、畑仕事をしたりしてよく体を動かしているのを参考に、空気圧で全身の筋力と部位をそれぞれ鍛えることができる運動機器も開発した。

これらの機器に加えて、柔軟運動をベースに、無理なく筋力運動ができる「福寿体操」も取り入れている。

高齢による免疫力低下を防ぐためには、体温を上げることが大事。そのためには、いつも平熱が36度5分前後の状態に保つことが理想で、「こうした機器と体操などでそれが実現するはず」と中村社長。

利用者の間では、「じわっと汗をかき、軽い疲れを感じるけれど、気持ちよかった」「膝の痛みが和らぎ、体が軽くなったような気がする」「目覚めがよくなり、疲れが取れやすくなった」などと好評だった。

「なごみ倶楽部365」という名前には、1年聞365日、36度5分の平熱を保ち健康でいようという意味を込めたという。同社では顧客に介護保険が適用となる要支援1、2と要介護1の高齢者らに加え、介護認定を受けていない50歳以上の人を想定。那覇市の施設を一つのモデルに、全国に展開させていく考えだ。(2012/09/14神戸新聞くらし)


この度のスクラップブックは「なごみ倶楽部365」宣伝になるが、長生きをしている人の地域環境を見ると、そこにシニアになっても健康で過ごして行けるヒントが隠されている。健康機器を使う使わないは、ご自分の判断です。

自主性育み五輪の夢実現(2012/09/11神戸新聞くらし)

田中3きょうだいの父章二さんが講演

ロンドン五輪体操代表の田中和仁、理恵、佑典選手の3きょうだいの父で、和歌山県立和歌山北高校体操部監督の田中章二さん(62)が、関西プレスクラブの会合で3人の子育てについて講演した。きょうだいの五輪同時出場を「わがままでぜいたくな夢が実現した」と感慨深げに振り返った。

ロンドン五輪では、和仁選手と佑典選手は男子団体総合で銀メダルを獲得し、理恵選手は女子団体総合で8位入賞した。田中さん自身も高校から体操を始め、インターハイや大学の全国大会で好成績を収めた。妻の誠子さんも元体操選手という体操一家だが、練習を強制することはなかったという。 「子どもの人生は親とは別もの。幼少期から五輪を目指していたわけではない。(漫画の)『巨人の星』とは達う」 子育てで何より重んじたのは自主性。きょうだいが幼いころ、自宅廊下には跳躍器具、庭にはつり輪のついた鉄棒やブランコなどを置いた。

「黙っていても工夫して勝手に遊び始める。そうすることで観察眼や考える力が育つ」。テレビゲーム類は一切買い与えなかった。 体操指導の経験豊かな田中さんによると、素質があるのに、自分で練習するよう言われると動けない子がいるという。「精神年齢の高い、自立心のある子どもは見る見る上達する。小学生のうちから、何事も自分でやる習慣を身に付けさせるべきだ」と話した。(黒川裕生)

2012/09/11神戸新聞くらし

NK細胞の活性が重要(2012/9/6神戸新聞企画特集)

<順天堂大医学部教授 奥村 康氏に聞く>
・・・略・・・

「NK活性に影響を及ぼすのは、一つは加齢。60歳ぐらいでどんどん下がっていく」 活性は日内変動しており、昼間高く夜低い。生活パターンを崩して不規則な生活をすると、NK活性が低くなるという。「徹夜したりすると、活性が低下し、免疫力が下がる。生活パターンを崩さないことが大事」 また、NK細胞は精神的ストレスに最も弱い。動物実験では拘禁状態で活性が著しく低下する。 笑うことも重要だ。活性が低めの人を笑わせると、活性が1~2日上がっているという。 しかし、ずっと笑ってるわけにもいかない。そこで摂取することでNK活性アップにつながるものを教えてもらった。 それは①乳酸菌全般②シイタケなどに含まれるベータグルタン③大量のビタミンC-で、手っ取り早いのは乳酸菌の摂取という。 奥村教授は「乳酸菌は腸管の周囲を取り巻くリンパ球を直接刺激することができる。整腸作用で便通もスムーズになるので、それだけストレスもなくなる」と話している。 毎日乳酸菌をとりながら、規則正しい、笑いの多い生活送ることが、NK活性を上げるポイントのようだ。(2012/9/6神戸新聞企画特集)

膝の痛み早めに受診(2012/09/03神戸新聞くらし)

「加齢のため」とあきらめていませんか? 多くは関節の病気が原因
中高年の膝の痛みは「変形性膝関節症」などの関節の病気が原因となっていることが多いのに、痛みを感じている人の多くが「加齢が原因だから仕方がない」と思い込んでいることが、製薬企業の科研製薬(東京)と生化学工業(同)が実施したアンケートで分かった。

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結果を受けて勝呂徹・東邦大名誉教授は「50歳以上の膝の痛みの多くは多くは変形性膝関節症によるもの。膝関節の軟膏がすり減ることで炎症や痛みが生じる。早期に適切な診断、治療を受けることで軽症のうちに病気の原因を取り除き、進行を遅らせることが期待できる」としている。(2012/09/03神戸新聞くらし)


今のところ腰痛だけなので、気をつけよう。腰痛は若い頃から患っている。いわゆる「ぎっくり腰」と云われているものである。レントゲンを撮って診てもらっても、特に悪いところは無し。原因がはっきりしない。突然現れるものである。一番最初が一番ひどかった。地面にあった電気のコードを掴んだときに、腰に激痛が走る。そのまま倒れ自分では起らきれなくなった。

膝も若い頃にスキーで痛めた。ビンディングの点検を怠り、スキー板がブッシュに引っかかり、転倒したときに靴がビンディングから外れず、膝が外れかけてしまった。90度以上外に開いたつま先を元に戻そうとしたときに“ゴツン”と鈍い音がして戻った。

膝は今でも痛むときはあるが、歩けなくなるわけではない。痛いだけで歩行には支障がない。いやいや気をつけましょう。再び症状が出たときには早めに診察してもらおう。

腰痛の話しでした。先週の金曜日にゴミ捨てのために、ペールの中のゴミの入った、ゴミ袋を取り出そうとしたときに痛みが走った。幸い、体を支えることのできる場所だったので、何とか部屋に戻り台所の椅子に座ることができた。もうだいぶん良くなったと思っていたが、昨日買い物でカートを押しているときはどうもなく、カートから手を離したときに痛みが走った。本日も同じことが起こった。どうも、カートを押しているときは少しはカートに体重が掛かっているようで、手を離したときにその少しの体重が腰に掛かる。その時に痛みが走るのである。まだまだ気を付けよう。

「遅寝遅起き」と適度な運動を(2012/8/17神戸新聞くらし)

見出しにびっくり!「早寝早起き」はどこに行ったのか?でも、よく考えてみると、今の私の生活リズムに似ている。


年をとってくると、「眠る力」が落ちてくる。眠れなくて困っているシニア世代は、「早寝早起き」にこだわらず、「遅寝遅起き」や適度な運動がいいらしい。
加齢で浅くなる眠り
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加齢に伴って眠りが浅くなるのは仕方がないようだ。深い眠りが減り、浅い眠りが増えるためだ。それで小さな物音や尿意で目が覚めてしまうようになる。
このため遠藤院長は「運動などその人にとって心地いい活動を昼間にすることがより深く質の良い睡眠につながる。午前0時から6時を中心に寝ると頭と体のメンテナンスがよくできるので、年をとったらこの時間帯を中心に『遅寝遅起き』が向いている」とアドバイスする。
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不眠症になっている場合は、①早く寝すぎる②長く寝過ぎる③読書やテレビ視聴など床に入ってから何かしている④1時間を超える昼寝をしている-など就寝の仕方にも問題があるという。
三島部長は「眠れないからと長く床についているのは逆効果。加齢に伴って睡眠時間は短くなる。60代以降の平均睡眠時間は約6時間なので、床に入るのは、起きる時間の6時間+30分前ごろにしたらどうでしょうか」と助言する。

三島部長:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫部長


私は6時半に起床します。最近の就寝時刻が午後11時半前後です。そして、今の私の問題点は昼寝をすると1時間近く眠るときがあります。「まぁ、それは疲れているときでしょう」と勝手に解釈しています。