慣れ

今年の4月、初めて自分で車を買った。今まで家庭に親の車が必ず一台はあった。自分の生活圏(神戸市)では特に車の必要が無かった。たまに親の車を借りドライブ気分で乗っていた。仕事を辞めてから、小野市、西脇市等々に行くようになった。どうしても車が必要である。もちろん、車は今住んでるマンションに一台ある。平日に息子が使って、週末は私が使う。といった感じであった。

そのうちにお互い使う日が重なるようになった。その場合、私がレンタカーを借りるようにしていた。年間10回も借りない。10回借りたとしても10万円ほどである。レンタカーの方が経済的である。そんなに必要に駆られたのでは無いが、あれば便利だと思い購入した。

3ヶ月が過ぎた。何か自分の新しい世界にが見えてくるようになった。つまり、その空間(車内)は自分の世界である。いい音楽を聴きなから涙することもある。雨の日もその空間は、雨に濡れない素晴らしい環境である。文明の利器を感じている。

今日の帰路、スイスイと運転していた。後ろから警笛を鳴らされても、我が物顔で道路を走る。そして、Uターンした。もちろん安全を確かめの運転である。しかし、その運転を考えてみると、『相手は止まってくれる』といった見なし運転である。ダメである。慣れの恐ろしさである。今一度、安全には安全を重ね運転しよう。