何のために自分は生きるのか(P.1)

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出展:Yahoo!検索 バラック住まいの画像

『何のために自分は生きるのか』・・・思い起こせば、私の幼少の頃はバラック住まいで三畳ぐらいの部屋だった。着る物も食べるものままならぬ、母子家庭だった。なぜか母と一緒に食事をした記憶が無い。私はいつもよそんちでご飯に醤油をかけて食べていた。たくあんがあればご馳走だった。その時、母はおそらく食事していなかったと思う。

何歳の時だろうか、たぶん今の私の上の孫ぐらい(3歳)だったか、肺炎で入院していた。その時、看護婦(師)さんとお好み焼きを食べに行ったのを鮮明に覚えている。お好み焼きなんて最高の贅沢で、幸せの一時でした。

それから母方の家族と住むようになった。おじいちゃん、おばあちゃん、大きい兄ちゃん(母の弟)、小さい兄ちゃん(母の弟)、お姉ちゃん(母の姪)そして、母と私です。四畳半と三畳の二間で7人です。みんな生きることに精一杯で、『何のために自分は生きるのか』考える余裕は無かったと思う。狭いが肌寄せ合う温かい幸せ家族だった。

【バラック(英: barracks)】空地や災害後の焼け跡などに建設される仮設の建築物のこと。困窮した人々が空き地などに小屋程度のものを建てて住み着くことは、しばしば見られることである。(出展:ウキペディア)