しかし、ある日、涼子は検診でガンが見つかった。その結果、治療を続けるも病気が進行し、家族は悲しい選択をしなければならなくなった。しかし、涼子は家族に「私は、こんな幸せな家族を育ててくれて、ありがとう。私は幸せでした」と言い残し、穏やかに旅立った。

茂と子どもたちは、涼子の思い出と愛情を胸に刻み、一緒に生きていくことを決めた。涼子が生きていた時と変わらぬように、家族は共に時間を過ごし、支え合って生きていく決意をした。

そして、時が経ち、子どもたちもそれぞれ家庭を持ち、新しい家族を築いていった。しかし、涼子の存在は、家族の中でいつまでも輝き続けた。子どもたちは、自分たちが幸せな家族を築けたのは、涼子の愛情と教育があったからだと心から感謝していた。

最後に、茂と子どもたちが、涼子の眠る場所に訪れた。彼らは手を合わせ、涙を流しながら、家族の幸せを誓い、涼子への感謝の気持ちを伝えた。そして、茂は心の中で、涼子に誓った。

「涼子、おまえがいなくなった今でも、俺たちは一緒に生きている。涼子がよく口ずさんでいた『家族は、あなたの愛情と教えを胸に、永遠に続くものです』とよく言ってたな」そう言って、茂と子どもたちは、涼子の優しさや温かさを心に刻み、それを未来に繋げていく決意を固めた。彼らは、涼子との思い出を胸に、家族として互いに支え合いながら、幸せな日々を過ごしていくことになる。