家族の幸せを求めて<第25話:未来>

時が経ち、茂も年を取り、子どもたちもそれぞれの家庭に、次の次代を担う子どもが出来た。しかし、彼らの家族の絆は、時を超えても変わることはなかった。涼子の存在は、今でも彼らの心の中で生き続けている。

そして、ある日、茂は涼子とよく行ったリゾート地を訪れた。彼は、妻との思い出が詰まった場所を訪れ、そこで一人黙々と時間を過ごした。そんな彼に、ある老人が話しかけてきた。

「若い頃に来たカップルが、いつも手を繋いで歩いていたんだよ。彼らの笑顔は、まるで太陽のように輝いていた」

その言葉を聞いて、茂は涙を流しながら、涼子との幸せな思い出を再び思い出した。彼は、妻が残した愛情を胸に、今もなお彼女と共に生きていることを感じた。

『家族は、あなたの愛情と教えを胸に、永遠に続くものです』という涼子の言葉が、茂の中で響き渡った。

彼は、妻との思い出を胸に、今もなお、子どもたちの家族と共に支え合いながら、未来に向かって進んでいくことを決めたのだった。

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