気配りに、「今度」という言葉はない。(P.84)

夫を持ったり、子どもを持ったりするたびに、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。(P.86)-川端康成『結婚の眼』

映画「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を観た。モノクロ映画だが、モノクロであるが故のストーリーの素晴らしさがあり親子の絆が見えた。

<あらすじ>頑固な老人ウディのもとに、当たれば100万ドルを贈呈するという手紙が届く。当たったと信じたウディは歩いてネブラスカ州を目指そうとする。高速道路に入ろうとするウディを見つけた警官は、直ぐさま自宅へ送り届ける。妻や周囲の声にも耳を貸さず、是が非でも賞金をもらいに行くといって聞かない。そんな父ウディを見た息子のデイビッドは、少しでも父の気持ちが修まるならと、車でネブラスカ州を目指す。途中、立ち寄った父の故郷で繰り広げられる人間の欲、また、父の元彼女が父と結婚できなかったが、前向きに取り組み地元で生活する老女の姿勢。そして、帰路で息子の取った行動が素晴らしかった。

YouTube 映画『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』予告編

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