人生に満足したければこうつぶやこう。「終わりよければすべてよし」。(P.47)

会えてよかった。生きててよかった。-作家 戸板康二

『合うは別れの初め』出会いがあれば必ず別れがある。

私が若いとき、それは悲しいものであって、人との出会いを少し避けるような傾向が一時あった。教師になって生徒との別れの日は「卒業」であって、悲しい別れではない。生徒の新しい門出を純粋に祝うことができた。そして、新しい出会いは楽しいものになっていた。

母との別れはとても悲しいものであったが、母には私を含め子が3人いて、その子(孫)が7人もいた。悲しさは短い時間の経過で消滅し、母の死を確りと受け止めることができた。しかし、最愛の妻との死の別れが来たときは、こんなに悲しいものはなかった。嘆いた。その死を受け入れられても、納得できない自分があった。とても辛い日々が続いていた。

GUM11_CL02042そして、2年あまりが経ち、新しい出会いを求め自分は行動していた。人間的にまだまだであるが、人との出会いを大切にして『会えてよかった。生きててよかった』と素直に感じられ、言えるように生きて行きたい。

人生に満足したければこうつぶやこう。「終わりよければすべてよし」。(P.47)」への2件のフィードバック

  1. 本当に素敵なご夫婦ですね 🙂 私はまだ家族の死に直面した事がないので、近い将来来るであろう現実に不安な気持ちでいっぱいです。

    • 人間が成長するには身内の死を避けることができない。そこを乗り越えて行くときに人間として成長がある。悲しいときは力一杯泣くことです。

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